由規の敵討った ヤクルト・増渕が巨人戦初勝利

[ 2011年8月21日 16:45 ]

8回2/3を1失点で6勝目を挙げたヤクルト・増渕

セ・リーグ ヤクルト3―1巨人

(8月21日 東京D)
 プロ野球、巨人―ヤクルト20回戦が21日、東京ドームで行われ、ヤクルトが増渕の力投で3―1で勝ち、巨人とのゲーム差を再び5に広げた。

 前日4失点KOされた由規から「敵を討ってくれ」と言われたことを明かした増渕。「こんなピッチングができるとは思わなかった」という粘りの投球で8回まで巨人打線を散発5安打に抑えた。プロ初完封がちらついた9回2死から高橋由に一発を浴びて久古にマウンドを譲ったが、8回2/3を6安打1失点の好投で巨人戦初勝利。「村中さん、由規さんがやられたので、やり返すつもりだった」と、巨人戦3連敗を阻止し満足げな表情を浮かべた。

 右腕は「最後にああいうふうに打たれて、まだまだ」とお立ち台で反省の言葉を並べたが、小川監督は「本当は完投させてあげたかったけど、仕方なく代えた。次もやってくれるんじゃないか」と期待していた。

 ヤクルトは2回、前夜、歯痛で欠場したバレンティンの一発で先制。先頭の畠山が右二塁打で出塁すると、西村のシュートを完ぺきに捉えて25号2ランを左翼席に叩き込んだ。5回には2死二塁から畠山の適時打で1点を追加した。

 巨人は打線が沈黙し、9回に本塁打で挙げた1点のみ。同一カード3連勝を逃した。

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2011年8月21日のニュース