東野7失点…1イニング3失策でKO“後押し”

[ 2011年5月11日 06:00 ]

<巨・横>6回2死二、三塁、代打・藤田に2点適時打を打たれ、顔をしかめる東野

セ・リーグ 巨人1-8横浜

(5月10日 上毛敷島)
 巨人の東野が6回途中、自己ワーストの7失点KO。守乱も加わった惨敗で借金2の原監督は「いいところを見つけようと思っても見つけられないね」とあきれるしかなかった。

 同じことを繰り返した。東野の3回、6回の失点は2死走者なしから。前回登板の3日の阪神戦(東京ドーム)でも2死走者なしからの安打をきっかけに3、4、5番の3連続本塁打を浴びた。4月26日のヤクルト戦(静岡)から3試合で計19失点し3連敗。東野は「結果が全ての世界なので」とうなだれた。

 6回の4失点は先頭の村田のゴロを三塁の亀井が失策。ハーパーの併殺打で2死走者なしも、続く吉村の振り逃げ(捕手・鶴岡の失策)で2死一塁とし、東野のけん制悪送球で傷口を広げた。チームのイニング3失策は04年7月23日の横浜戦(横浜)の4回以来7年ぶり。原監督は「エラーしたからこうというのは弱い選手の言い訳」と怒りの矛先を踏ん張れなかった東野へ向け「いまはカッカしているから」と今後の起用法の質問も遮った。

 今季、プロ初勝利をプレゼントしたのは広島・今村、福井に続き横浜・真下で3人目。週の頭の火曜日は4連敗。56年ぶりの主催試合開催となった前橋で屈辱的な黒星となった。

 ▼巨人・川口投手総合コーチ(東野の7失点に)3回は1点を取られたくなくて3点を取られた。そういうところはエースの考え方で投げないと。打たれるにしても堂々と打たれないといけない。

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2011年5月11日のニュース