岡島 日米通算700試合登板!今季初勝利もゲット!

[ 2011年5月11日 06:00 ]

ツインズ戦の10回から登板し、2回を2安打0点に抑え、今季初勝利を挙げたレッドソックス・岡島

ア・リーグ レッドソックス2―1ツインズ

(5月9日 ボストン)
 レッドソックスの岡島秀樹投手(35)が、9日(日本時間10日)のツインズ戦で日米通算700試合登板を達成した。10回から登板して2回を2安打無失点。サヨナラ勝ちを呼び込んで今季初勝利も手にした。プロ18年目にしての大台到達は、現役日本選手としてはトップの数字。今季メジャー5年目で初のマイナースタートの屈辱を味わった左腕だが、今後もチームの浮上のために投げ続ける。
【試合結果】

 黙々と腕を振った先に大台到達と、今季初勝利というプレゼントまでついてきた。メジャー自己最多の43球を投げ抜いた岡島の体は、充実感で包まれていた。

 「コースを突いて、本塁打を打たれないように投げた。久しぶりだったので、低めにコントロールしようという気持ちがあった。しっかり腕を振ることができた」

 日付が5日に変わった午前0時すぎに2回を投げたエンゼルス戦以来の登板。10、11回ともに1死一、二塁のピンチを背負ったが、決め球は全てカーブだった。縦に大きく曲がる球で打者の打ち気をうまくそらした。

 「それだけ強い体に生んでくれた親に感謝したい」。700試合登板は現役日本選手ではトップ、日本球界歴代13位タイに相当する驚異的な数字だ。巨人時代から11年連続40試合以上登板。レ軍左腕としても入団1年目から4年連続50試合以上登板は岡島だけだ。

 昨季は開幕前から腰痛と闘った。オフは例年11月から行う遠投も控えて静養に努めた。スロースタートの賭けは、結果的にメジャー5年目で初のマイナースタートになったが4月18日の昇格以降はブルペンを支えている。「周りは誰も助けてくれない」。日本ハム時代の恩師、トレイ・ヒルマン監督の言葉は今でも胸に刻み込まれている。試合前に岡島がクラブハウスの椅子でくつろいでいる光景は、ほとんど見られない。登板の準備にかける時間は誰よりも長い。

 140キロ前後の直球。変化球もチェンジアップとカーブ、そして今季からのカットボールだけ。だが、クイック投球で打者のタイミングを外すことで、球種の少なさをカバーしてきた。

 「(達成感は)まだない。投げろと言われれば、いつでも投げられる準備はしている」。すぐに次の試合はやってくる。岡島はプロ18年間、その積み重ねで過ごしてきた。

 ≪700試合登板は92人≫大リーグで700試合登板を達成しているのは計92人。史上最多は79年から03年の間の24シーズンで1252試合に登板したジェシー・オロスコ。オロスコを筆頭に、1000試合登板は14人が達成している。また、岡島はこの日がメジャー通算では261試合目。日本選手のメジャー最多登板は長谷川滋利の517試合で、以下、野茂英雄の323試合、斎藤隆(ブルワーズ)の294試合に次いで4番目に当たる。

 ≪ネスレ社 Rソックス通じ被災地に飲料水10万本寄付≫レッドソックスは9日、球団スポンサーの食品飲料会社「ネスレ社」を通じ、東日本大震災の被災地に500ミリリットルの飲料水10万本を寄付したと発表した。3月の震災直後から、松坂と球団で検討を重ね、松坂が10万本を購入する意思をネスレ社に伝えたところ、同社から寄付の提案があった。この日の試合前、セレモニーに参加した松坂は「協力していただいて本当に感謝している。これからもファン、球団とともに、できるだけの支援を続けていきたい」と語った。すでに、10万本の水は日本に到着、順次、被災地へ配布される。また、ボストンの看護師たちが集めた義援金の贈呈式が10日(日本時間11日)に行われる予定で、松坂の倫世夫人(36)、岡島の由佳夫人(35)が参加する。

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