栗原 「山崎武打法」にフォーム修正で復活だ!

[ 2011年5月11日 06:00 ]

雨中、笑顔でノックを受ける栗原

 赤ヘルの主砲が「山崎武打法」で復活ののろしを上げる。広島・栗原健太内野手(29)が楽天・山崎武司内野手(42)をモデルの打撃フォームを採用していたことが分かった。

 山崎武打法は7日のヤクルト戦(松山)から取り入れた。打撃時にグリップの位置を下げ、左足を従来より高めに上げることで、好感触を得た。その試合で今季初の3安打3打点を記録すると、翌日も1安打。採用後は8打数4安打3打点と結果が出始めた。

 「ミートポイントを意識するのではなく、動きの中で投球を迎えるイメージ。いい感じにはなってきている」

 同じ右の強打者。今季で25年目を迎える大ベテランの“熟練の技”を映像等で研究することで、不振脱出の糸口を見いだした。今季はここまで打率・253、0本塁打、13打点。勝負強さは見せているが、本来の調子にはほど遠い。「まだ固まってはいないけど、これまでより感覚はいい」。3番・広瀬、4番・トレーシーが好調なだけに栗原の調子が戻れば、ヤクルトと首位を並走するチームの得点力が増すことは間違いない。

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2011年5月11日のニュース