内海 新球・フォークで虎打線封じる!

[ 2010年10月14日 06:00 ]

ブルペンでピッチング練習をする内海

 巨人の内海が、新球・フォークで虎打線を牛耳る。川崎市のジャイアンツ球場で投手練習に参加。16日開幕の阪神とのCSファーストS(甲子園)第2戦の先発が予想される左腕は、投球練習でフォークを3球投げた。

 今季の実戦では1球も投げていない「隠し球」は、直球の軌道からホームベース付近で鋭く落ちた。本来の持ち球はスライダー、チェンジアップなどだが「(フォークで)空振りが取れると思う。あったらいい。(軌道は)スライダー気味に落ちます」と手応え十分。高橋ブルペン捕手も「左打者なら空振りが取れる」とうなる切れ味だった。

 内海の今季対阪神成績は5試合3勝1敗ながら防御率は5・47。12球団一の破壊力を誇る阪神相手だけに、決め球が多ければ攻め方のバリエーションも広がる。「気持ちは高ぶっているけど、本番は冷静に迎えられると思う」と心の準備も整えた。

 ≪亀井 1軍合流へ休日返上トレ≫14日から1軍に合流する巨人の亀井が、ジャイアンツ球場を訪れ休日返上で2時間の練習を行った。前日、フェニックス・リーグに参加していた宮崎から帰京。今季は5番として期待されながらも不振で、8月下旬以降は2軍で過ごした。CSでの昇格は決定ではないが、代打の切り札として期待されるだけに「最後のチャンスだし、(今季の)悔しさをぶつけたい」と目をぎらつかせた。

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2010年10月14日のニュース