守ってばっかり…オレ流超変則試合で調整

左越え２ランを放ちブランコとハイタッチする中日・和田（右）

　【中日３－５韓国・ＬＧ】ＣＳへ向け、中日がオレ流の超変則試合を行った。

　雨模様の中での韓国・ＬＧとの練習試合（アイビー）で、中日が攻撃を行ったのは４回まで。ＬＧ側と協議してそれ以降はすべて相手側が攻撃。中日は主力野手もベンチに下がり、投手陣の調整に専念した。先発して１～３回と５回の計４イニングで７安打４失点だった山井は「全部が全部悪いわけじゃないし、一球一球意識して投げたい」。４、６、８、１０、１２回と１イニングごとに計５回を投げて１失点の中田賢は「雨のせいで出番が早かったけど、腕も振れていた。いい調整になりました」と話した。貴重な実戦の場。雨にも負けず、の落合監督らしい変則試合だった。

　≪変わらず好調！和田２ラン≫変則形式で４回しかなかった中日の攻撃の中でも、和田が存在感を見せた。４番・左翼で初回２死一塁の第１打席で左越えに先制２ラン。２日のリーグ最終戦後、実戦は前日のフェニックスリーグ、ヤクルト戦に続く２試合目だったが「思ったよりもズレがない。この時期に試合ができているのはいいこと」と万全の状態であることを強調していた。