エース対決で手痛い一発…自分を責める杉内「申し訳ない」

[ 2010年10月14日 22:02 ]

7回途中で降板し、ベンチでさえない表情のソフトバンク・杉内

 【ソフトバンク1―3ロッテ】エース同士の投げ合いとなった大事な初戦をソフトバンクは落とした。杉内が二回に大松に3ランを浴び、結局は七回途中3失点で降板。左腕は「大事な初戦を任せてもらったのに、申し訳ないとしか言えない」と自分を責めた。

 一回1死一、二塁は切り抜けたが、二回もピンチが続く。今岡と金泰均に速球を打たれて迎えた無死一、三塁。大松に投じた2球目のスライダーが落ちなかった。秋山監督は「あまりよくなかった。立ち上がりの調子がいまいちで、そこをうまいことやられた」と淡々と敗因を分析した。
 杉内の今季のロッテ戦は4勝1敗ながら防御率は5点台といまひとつ。大松には自己ワーストの9失点でKOされた8月28日にも3ランを浴びていたが、大一番で再び手痛い一発を許した。
 2年連続で最優秀投手(勝率1位)に輝いた杉内で星を落とした。指揮官は「終わったことだから」と話してから、最後は「明日からガチンコだな」と言って会見を締めくくった。1勝のアドバンテージはなくなり、第2戦が仕切り直しとなる。

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2010年10月14日のニュース