球団記録の打率・358…青木「精いっぱいやった」

[ 2010年10月10日 22:40 ]

9回、今季最終打席で右飛に倒れたヤクルト・青木

 【ヤクルト4―6広島】ヤクルトの青木は、チームを代表する名選手、若松らがつけていた背番号1を継承した今季、最終戦で2安打を放ち、その若松のシーズン打率3割5分8厘2毛の球団記録を2毛だけ抜いた。自己最高といえる成績を残したシーズンに花を添え「精いっぱいやった」と晴れやかな表情だった。

 史上初となる2度目のシーズン200安打をマークし、3年ぶりの首位打者を自己最高の打率で奪った。それでも、イチロー(マリナーズ)がオリックス時代に樹立したシーズン210安打や2年連続の最高出塁率にはわずかに届かなかった。「200安打は何人も出るし、出塁率は高いし…」。既に芽生えている挑戦心をのぞかせた。
 4年ぶりの全試合出場の疲れさえ見せず「(打撃には)十分改善の余地がある。結果を残しつつ、課題が見つかった。来年以降が楽しみ」。かねて球団にメジャー移籍を希望してきた28歳は「その目標は日本で」とヤクルト残留を宣言しながら、早くも来季を見据えた。

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2010年10月10日のニュース