マートン最多安打 ラミ2冠、マエケン3冠

[ 2010年10月10日 22:07 ]

 プロ野球セ・リーグは10日、レギュラーシーズン全日程を終了した。個人成績の打撃部門では、来日1年目のマートン外野手(阪神)がシーズン最多安打のプロ野球記録を更新する214安打を放ち、最多安打のタイトルを獲得した。

 プロ野球史上初となる2度目のシーズン200安打をマークした青木宣親外野手(ヤクルト)は209安打で最多安打には届かなかったが、3割5分8厘で3年ぶり3度目の首位打者に輝いた。ラミレス外野手(巨人)は49本塁打、129打点で2冠。43盗塁の梵英心内野手(広島)は初タイトルを手にした。
 投手では、4年目の前田健太投手(広島)が最優秀防御率(2・21)最多勝利(15)最多奪三振(174)の3部門でトップに立ち、セでは1999年に巨人時代の上原浩治投手(オリオールズ)が記録して以来の快挙となった。救援タイトルは中日勢が占め、最多セーブは岩瀬仁紀投手が2年連続、最優秀中継ぎ投手には浅尾拓也投手が初めて輝いた。

 ▼首位打者・青木(ヤクルト)キャンプで(背番号1を継承した)若松元監督に必ず取れと言われていた。そういう決意で臨んだシーズンだったので、約束を果たせてよかった。

 ▼最多安打・マートン(阪神)リーグのレベルが高いところでプレーしてきて結果を残せたのは本当に光栄。ここまでプレーできて球団に感謝したい。もちろん神様にも。

 ▼最多本塁打、最多打点・ラミレス(巨人)今季最初に本塁打のタイトルを取りたいと宣言して、取れたのはうれしい。目標を頭に置いて努力すれば、達成できるんだな。

 ▼最高出塁率・和田(中日)タイトルといえば打率、打点、本塁打というイメージ。優勝したという状況なのでチームに貢献はできたと思う。

 ▼最多盗塁・梵(広島)一年を通して出て、タイトルを取れたのは励みになる。ずっと出られたのが大きいし、良かった。これをスタートとして、来年以降も頑張りたい。

 ▼最多勝利、最優秀防御率、最多奪三振・前田健(広島)実感はない。最後は三振を狙いにいっていたけれど、勝ちにもいかないといけなかった。重圧はあった。去年より成績を残す自信はあったけれど、結果は予想以上だった。

 ▼最多セーブ・岩瀬(中日)このチームだからできたこと。サポートしてくれた方々のおかげで一年間やれた。ことしは何よりも優勝がうれしい。

 ▼最優秀中継ぎ・浅尾(中日)一年間けがなくやれたのが良かった。中継ぎ陣が注目されたのはうれしい。ホールドなど知らなかった人が多かったと思う。

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2010年10月10日のニュース