西武、決戦に向け福岡入り!円陣で気合

[ 2010年9月17日 19:35 ]

 2年ぶりのリーグ優勝が目前に迫った西武は、2位ソフトバンクとの決戦を前に福岡入りし、敵地ヤフードームで全体練習を行った。ウオーミングアップの前には監督やコーチ、選手が輪になって、気持ちを高めた。

 今季初めて杉内とのエース対決に臨む涌井は、キャッチボールやダッシュなど普段通りのメニュー。渡辺監督は「勝つことだけを考えて投げると思う」と、背番号18に全幅の信頼を寄せる。

 右肩痛のため2軍で調整を続けていた岸が約2カ月半ぶりに1軍合流、という明るいニュースも。シコースキーが右ひじの張りを訴えており、18日の初戦で投げられても連投はできない状態。潮崎投手コーチは、復帰間近の右腕について「八回からいって、九回まで頼むぞ、ということもあるかもしれない」。守護神の状態次第では、2008年の日本シリーズでの実績がある岸が最後を締める可能性も出てきた。

 混戦が続くパ・リーグ。渡辺監督は「9月の福岡は、日程が決まったころから意識していた」と明かした。すでに西武グループ全体で優勝セールの予定が発表されるなど、周囲のムードも高まりつつある。前身の西鉄ライオンズが本拠地とした福岡の地で、歓喜の瞬間を迎えられるか。

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2010年9月17日のニュース