梵　マエケン援護の値千金決勝弾

＜広・中＞歓喜に浸り梵（左）と抱き合う前田健（同２人目）

　【広島５－３中日】広島の梵の１１号ソロが効いた。

　前田健が同点とされた直後の７回２死から吉見のスライダーをうまくすくった。打球が左翼席に飛び込むと、一塁を回ったところで力強くガッツポーズ。梵は「バットに当てることしか考えていなかった」と必死さを強調。力投の前田健に１４勝目を呼び込む一打となり「本当に勝ちが付いてよかった」と喜んだ。

　≪嶋が貴重な追加点≫広島の嶋が貴重な追加点をチームにもたらした。１点リードの８回１死三塁で中日２番手・高橋の初球、１４６キロ直球を右翼に運ぶ犠飛。前田健の１４勝目を力強くアシストするとともに、２６試合連続無失点中だった高橋に失点を付けた。「追い込まれる前にしとめようと思った。最低限の仕事です」と振り返っていた。