「社長」と呼ばれるT―岡田 55年ぶりのレアケースに?

[ 2010年9月17日 07:43 ]

 【オリックス7―3西武】オリックスが8回、左太もも裏肉離れに苦しむT―岡田の満塁弾で西武に勝った。

 試合前はフリー打撃に参加するだけのT―岡田。アップ、キャッチボールもできず、1人ベンチに座っている様子からついたあだ名は「社長」。先輩たちから「社長!社長!」といじられていたが、チームが逆転CS出場へ戦っている最中の戦線離脱に内心では「ケガをした自分にいらだちもあった」。そんな思いをバットに込めた。
 「きょうみたいな結果が出れば最高ですね。しっかり準備したい」。奇跡を呼ぶために。T―岡田が一振りに懸ける。

 ≪藤井以来9年ぶりの代打満塁本塁打≫T-岡田(オ)が01年藤井以来チーム9年ぶりの代打満塁本塁打。通算本塁打は40本目となったが、これまで代打、満塁弾ともなく代打満塁はプロ入り初めてだ。今季の本塁打は33本で2位の多村(ソ=26本)に7本差をつけ初キングの可能性が高い。過去に本塁打王を獲得したシーズンに代打満塁本塁打を放ったのは、55年中西(西鉄)だけ。このままタイトルを手にすると55年ぶり2人目の珍しいケースになる。また、この日の4打点で91打点目。今季22歳のT-岡田だが、この年齢で90打点以上は04年中島(西=90打点)以来6年ぶり。

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2010年9月17日のニュース