巨人「守備が…」ミスミス3位転落

[ 2010年9月17日 06:00 ]

<ヤ・巨>5回無死一、二塁、ラミレスはデントナの打球にジャンプして飛びつくも捕れず適時打となる

 【巨人4-6ヤクルト】逆転V4へ、合言葉は一戦必勝。だが、凡ミスが出れば負ける。連勝が5で止まり、3位に転落した巨人の原監督は「守備が投手の足を引っ張ってしまった」と敗因を挙げた。

 1点ビハインドの5回守備。無死一塁で畠山の打球は左翼へ。降雨による視界不良で目測を誤ったラミレスは、グラブに当てながら落球。続くデントナが放った頭上を襲う打球も、緩慢な追い方で適時打にしてしまった。4番として43本塁打、116打点を稼いではいるが、ひとつのアウトを稼げる場面で集中力を欠いた主砲は「もちろん悔いは残っている。捕れるはずのプレーだった。自分の責任だと思う」と猛省した。

 前カードでは広島に3連勝し今カードも2連勝。原監督も「お互い、ミスをカバーし合えてきた」と上昇機運を感じていた。ただ、この日のラミレスのプレーはチームの士気を下げるだけの凡ミス。緒方外野守備走塁コーチも「結果として投手のリズムを崩した」とラミレスに苦言を呈した。
 雨脚が強まった4回守備中に原監督が審判団に中断を要請して認められたが、結局、再開後も流れは変わらなかった。首位・中日との2・5ゲーム差は変わらないが、18日からは甲子園で2位の阪神と3連戦。原監督は「切り替えてやっていく」と自らに言い聞かせるように語った。

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2010年9月17日のニュース