岸 日本一導いたスーパーリリーフで戦列復帰?

[ 2010年8月31日 06:00 ]

 右肩痛のために2軍調整中の西武・岸が、スーパーリリーフで戦列に戻る可能性が浮上した。08年の日本シリーズでは、巨人相手に先発登板から中2日で5回1/3のロング救援。チームを日本一に導いた実績がある。シーズン終盤はそんな短期決戦と同様に1戦必勝の戦いが必要なだけに、切り札的な存在となる。

 岸は6月29日の日本ハム戦(新潟)を最後に実戦登板から離れているが、現在は約70メートルの遠投をこなしている。潮崎投手コーチは復帰時期について「今週中くらいにブルペンに入れれば。(1軍登板は)早くて20日くらいかな。本人も合わせて来ると思う」と期待を寄せた。現在9勝の岸は、入団から4年連続2ケタ勝利が懸かっている。同コーチは基本線は先発起用としながら「10勝させたいけど、調整登板させる余裕はない。中継ぎで復帰?それはあるかもね」と救援陣に組み込むプランも明かした。
 「もうちょっとですね」と岸。現在首位・ロッテとは0・5ゲーム差。仮に岸が9月20日に復帰すれば、シーズンは残り4試合と最終盤だ。最後までもつれる展開が予想される中で、「スーパーリリーフ」としての右腕の復帰が待たれる。

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2010年8月31日のニュース