不調にも引退は「考えていません」とキッパリ

[ 2010年8月31日 06:00 ]

 ◇松井と一問一答◇ 

 ――今季はここまで打率・260、16本塁打、69打点。シーズン中に何度か、好調と言える状態があったと思うが。
 「ないですよ。今は一時よりはいいですけど、自分の中では好調というほど好調かどうかは分かりません」
 ――そういう意味ではケガした年を除くと、プロ入りしてから一番苦しんでいるシーズンでは。
 「DL(故障者リスト)とか入っていないという意味では…。まあ去年もそうでしたけど」
 ――去年はこの先がよくなったが。
 「9月はよかったけど、それまではそんなによくなかった。本塁打の数はまあまあでしたけど、打率とか打点はそんなに高くなかった」
 ――昨年、ヤンキースで世界一という最高の目標を達成したが、今年は自身もチームも低迷。一戦一戦、完全燃焼している松井選手にとって、引退が頭をよぎることはあるのか。
 「考えていません。可能性としてはいつでもありえますよ。何でもゼロではない。でも、シーズン中は引退を考えながらプレーするわけがない。すべての可能性はゼロじゃないですけど、終わってから考えることです」
 ――それはいつ終わっても後悔がないようにやっているという意味か。
 「そうだよ。終わりなんかいつ来るか分からないですから」

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2010年8月31日のニュース