野村監督が遅延行為で退場…長時間抗議で

[ 2010年8月31日 21:18 ]

6回、中日・森野の左前打で三進したチェンへの判定をめぐり抗議する広島の野村監督(右から2人目)

 31日の中日―広島19回戦(ナゴヤドーム)で、広島の野村謙二郎監督が審判員への長時間の抗議による遅延行為で退場処分を受けた。野村監督の退場は就任後初めて。

 野村監督は六回1死満塁で森野が左前打を放った際、三塁での封殺プレーがセーフの判定となったことに対し、送球を受けた栗原の足が二塁走者より先にベースタッチしたと抗議。試合は5分間中断した。

 ≪猛抗議も流れ変わらず≫広島の野村監督は2―4の六回、中日の攻撃で満塁で森野が左前打を放った際の判定をめぐってベンチから飛び出した。三塁で送球を受けた栗原が、二塁走者のチェンより先にベースタッチしたと主張。何度もベースを踏むポーズを繰り返したが、セーフの判定は覆らなかった。
 抗議も実らず指揮官は遅延行為で退場となり、奮起が求められた救援陣もさらに失点を重ねていった。監督代行として試合を全うした大野ヘッドコーチは「流れを止めたかったけれど、止めきれなかった」と悔やんだ。

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2010年8月31日のニュース