フェルナンデス5年ぶり復帰も…緩慢守備で今後へ不安

[ 2010年7月14日 22:08 ]

 【西武3―2日本ハム】試合前までの西武の失策数は51。パ・リーグでは2番目に多い数字だ。どちらかといえば打撃のチームだが、無視できないプレーが七回にあった。まずい守備で足を引っ張ったのは、この日出場選手登録されたばかりのフェルナンデスだった。

 岡本篤が小谷野をぼてぼてのゴロに打ち取ったが、フェルナンデスはほぼ定位置から動かない。出足が遅いのはある程度織り込み済みとはいえ、一塁でアウトにしようという意志が感じられない。打球をはじいたわけでもないのに、「E」のランプが点灯した。
 右ひじの故障で戦線離脱中の主砲、中村の穴埋めとして期待され、5年ぶりに西武復帰。実戦からは遠ざかっていたが「問題ない。西武でプレーしていたころより、経験を積んでいる」と自信を見せていた。
 チームがサヨナラ勝ちしたこの日は4打数無安打に終わったが、7年で174本塁打と、日本での実績は十分。6月下旬に来日するまではメキシコでプレーし、打率3割以上をマークしていただけに、打つ方では調子を上げてくるだろう。ただ、今後への不安を感じさせるワンプレーも披露してしまった。

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2010年7月14日のニュース