昨年まで3勝の男が…小椋無失点で自己最多更新

[ 2010年7月14日 22:17 ]

 【ソフトバンク4―0楽天】昨年までのプロ11年間で挙げた白星は、2008年の3勝がすべてだった。先発の座をつかんだ今季。5試合勝利のなかったソフトバンクの小椋がその壁を破り、6月2日以来の4勝目を手にした。「悪い時でも先発で使って、良くなるきっかけを与えてくれた」と感謝の言葉を並べた。

 左腕で数少ない150キロを超える速球に加え、緩い球が効果的だった。踏ん張ったのは五回。先頭の草野に対する投球の際に右足首をひねり、さらに中前打も浴びた。ここで山崎を150キロで空振り三振。ルイーズはチェンジアップで計算通りに併殺打に仕留めた。
 6回1失点だった前回は救援投手が打たれて勝ち星が消えたが、この日も6回無失点と好投を続けてみせた。杉内と和田以外の先発投手では、6月24日以来の白星。「堂々とローテーションでやっていけるようになっている」と高山投手コーチ。チームにとっても自身にとっても収穫の多い1勝となった。

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2010年7月14日のニュース