阪神11回に6点!代打桧山また大仕事

[ 2010年6月22日 22:27 ]

 【阪神13-7広島】阪神にはこの人がいた。延長十一回2死一、二塁で代打桧山。素直に振り出したバットが白球をとらえる。鋭い打球は右中間を破る2点適時二塁打となった。

 桧山は「最後にたまたま回ってきただけ。みんなでつないでくれたチャンスやから」と事もなげに言ったが、2点を追う八回に同じ代打で適時三塁打を放ち、試合を振り出しに戻した関本を含め、終盤での代打陣の活躍が光った。真弓監督は「後から出た人が活躍してくれた」とたたえた。
 五回までに5点を挙げながら、嫌な流れにはまっていた。先発の下柳も含めて不安定な投手陣が踏ん張れない。1点リードの六回には2番手の渡辺が連打と四球で満塁としてから押し出し四球。1死も奪えずに降板し、結局この回の3失点につながった。
 指揮官が「勝手にもつれさせて勝っただけ」と渋い顔で言うように、危うく星を落としかねない展開だった。和田打撃コーチは「控えが打ってくれて、それが勝ちにつながったのがうれしい」と自分のことのように喜んだ。

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2010年6月22日のニュース