松井 1メートルに泣き節目の一発ならず…

[ 2010年6月22日 06:00 ]

<エンゼルス・カブス>9回、特大の右中間二塁打を放つエンゼルス・松井

 【エンゼルス1―12カブス】エンゼルスの松井秀喜外野手(36)は20日(日本時間21日)、カブス戦であと1メートル足りず節目の一発を逃した。

 1―12と大差をつけられた9回。守護神マーマルの97マイル(約156キロ)直球をとらえた。きれいな放物線が右中間へ。「若干詰まったが、練習の感じでなら」と柵越えの手応えを抱きながら走りだしたが、打球はフェンスを覆うツタに当たる二塁打。「練習の時は追い風だったので、それがあるかもしれないね」と苦笑いし、これでメジャー通算150本塁打は出場12試合持ち越しとなった。
 10日のアスレチックス戦でもフェンス直撃の中越え二塁打と、あとわずかに飛距離が足りない。もっとも「打撃としては良かったし、次につながればいいなとは思います」と長打、マルチ安打ともに13日のドジャース戦以来出場5試合ぶりだけに手応えは深めた。
 ソーシア監督は試合前、本拠地で7月13日に行われる球宴でファン投票以外での出場選手について「ハンターは間違いなく候補。アブレイユも、ウィーバーもケンドリックも資格がある」と続けたが、松井の名前は挙がらなかった。6年ぶりの出場のためにも、まずは節目の数字を突破し、量産態勢を築くしかない。

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2010年6月22日のニュース