マー君　調子の良さがあだ…５失点

　【楽天３－５西武】楽天の田中は１５０キロを連発するなど調子は良かったが、それがあだとなった。

　森山投手コーチが「完封も狙える」ともくろんだほど絶好調。しかし完ぺきに抑えようという気持ちが力みを生み、フォームがぶれた。五回までに３四死球や暴投もあり５失点。疲れて無駄な力が抜けた終盤は立ち直ったが、時既に遅く「西武打線が上だったということ」と唇をかんだ。
　チームは岩隈、田中を土日に登板させるローテーションを崩し、２人の登板日を離した。狙いは３連戦の頭を必ず勝つこと。今回は期待に応えられなかった右腕は「前向きにいかないと」と厳しい目つきで言った。