万全の状態!充実のパ・エースがズラリ

[ 2010年3月8日 15:58 ]

4年連続で開幕投手を任される日本ハムのダルビッシュ

 パ・リーグはダルビッシュ(日本ハム)岩隈(楽天)ら、5年連続で沢村賞の投手を輩出し先発完投型がしのぎを削る。今季も20日の開幕へ向けて、各球団のエースがオープン戦で好投を続けている。

 リーグ連覇を狙う日本ハムの開幕投手には、4年連続でダルビッシュが指名された。右腕は沢村賞を獲得した3年前を引き合いに「球質も似ているし、打者の反応も同じ」と言う。握りを変えたツーシームも強力な武器となりそうで、自信を深めている。
 そのダルビッシュと開幕戦で投げ合うことが有力なソフトバンクの杉内は、近年にない充実ぶり。今季の目標に「投球回200、200奪三振、21勝」を掲げる左腕は、オープン戦2試合でまだ無失点。投球回の9をはるかに上回る14三振を奪い「課題は特にない」と万全の状態だ。
 岩隈も同様に無失点を続ける。投げるたびに変化球の精度が上がっており「点を取られていないことが逆に怖い。取られた時にどうメンタルをコントロールできるか」。岩隈らしく慢心せず、慎重に課題を見据える。
 昨季、沢村賞を獲得した涌井(西武)は徐々に調子を上げてきた。2度目の登板となった7日の阪神戦では「スピードよりも、打者が差し込まれていたのが良かった」と球の伸びと切れに手応えをつかんだ。
 シーズンの幕開けまで、あと10日あまり。今季もタイトル争いの中心となりそうな4投手は最後の仕上げへとかかる。

続きを表示

2010年3月8日のニュース