指揮官に“直訴”!松井「4番・DH」で実戦デビュー

[ 2010年3月8日 06:00 ]

ベースランニングするエンゼルス・松井

 エンゼルスの松井が7日(日本時間8日)のアスレチックスとのオープン戦に「4番・DH」でいよいよ実戦デビューする。ひざ痛再発に細心の注意を払ってきたが、練習後に自ら「あす出る予定。たぶん2打席だと思います」と語った。

 MVPに輝いた昨年11月のワールドシリーズ以来の実戦は自らゴーサインを出した。松井の会見の約1時間半前、ソーシア監督は「まだ分からない。様子を見ようという段階」と回答を保留していた。しかし、松井はこの日の練習でキャンプ2度目のベースランニングをこなし、ひざの状態を確認。練習中に指揮官に出場を直訴した形だ。
 ソーシア監督は調整に関しては、松井に全権を託している。出場試合数についても「40~50打席」というノルマを課しているが「30打席しか必要ないベテランもいる」と、あくまで本人の意向を最優先。7日の天気予報は雨だが「グラウンドがぬかるんでも打席はきれいだから」と新4番の初陣に期待を寄せている。
 ア軍先発は、昨季11勝でチーム勝ち頭の左腕アンダーソン。開幕2カード目で対戦する可能性もあるが、昨季は本塁打を放っており、左を苦にしない松井には格好の相手だ。練習では8割程度という打撃に関して赤ゴジラは「試合では自然と全力になる」と意気込み。新天地で任された責任を果たすため、初戦から100%の力でバットを振る。

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2010年3月8日のニュース