尚成「成功した」スーパースターを三振斬り

ナショナルズ戦の５回を投げ終え、迎えられるメッツ・高橋（右端）。６回まで投げ初登板で勝利投手となった

　【高橋尚成に聞く】初登板で好投したメッツの高橋尚成は、充実した表情で語った。

報われた初登板！尚成が初登板で勝利投手

　――初登板時の心境は。
　高橋「緊張はなかった。日本にはない雰囲気を楽しんでやろうと。楽しめればおのずと結果は出るという心境で上がった」
　――強打者ロドリゲスを見逃し三振に仕留めた。
　高橋「シンカーを待っている感じだった。捕手のサントスとしっかり意思の疎通ができて速球を選択し、成功した。日本でも有名で、こっちでもスーパースター。これからそういう打者と対戦する可能性もあるので楽しみ」
　――５回にはシンカーで右打者のバットを折った（記録は遊撃野選）。
　高橋「あの球でもバットが折れると分かったので本当に楽しく投げられた」
　――次回への課題は。
　「カーブが全然駄目だったので、そこだけ。あすからけん制の練習をしっかりしたい」
　――初勝利の記念球は。
　高橋「シーズンに入って、そういう立場になったらぜひもらいたい」（共同）