尚成開幕メジャーへ!自分で招いたピンチ断ち切った!

[ 2010年3月8日 11:06 ]

ナショナルズ戦に2番手で登板、3回を無失点、6奪三振の好投で勝利投手となったメッツ・高橋尚成

報われた初登板!尚成が初登板で勝利投手

尚成「成功した」スーパースターを三振斬り

 【メッツ6―5ナショナルズ】メッツの高橋尚成が初登板で快投し、開幕メジャーに大きく近づいた。内外角で揺さぶり、低めに変化球を決める持ち味を発揮、6奪三振で3回無失点。「自分の投球ができた。自分はこういう投手だとすごくアピールできた」とほおを緩めた。
 42球中、34球がストライク。早めに追い込み、優位に立った。4回は、右打者が続いた打線を3者連続三振。初めての主力クラスとの対戦だったが「自信がなかったら、今ここでやっていない」と強気に押した。
 圧巻は5回、先頭打者に左前打を許し、自らのけん制悪送球と野選で無死一、三塁の場面。続く打者を決め球のシンカーで空振り三振に仕留めると、通算305本塁打のロドリゲスはシンカーを意識させ、内角速球で見逃し三振。次打者は左飛でピンチを脱した。
 6回を三者凡退に抑え、オープン戦初勝利を手にした高橋は「自分の組み立てがしっかりできたのは収穫」。先発の左腕ペレスが3回5失点と崩れた後だっただけに、高橋の安定感が際立った。
 マニエル監督は「現状では開幕メジャーに間違いなく入る。さまざまな役割にフィットする」と絶賛。ワーセン投手コーチは「オープン戦で先発の機会も与える」と話し、先発入りへの道も見えてきた。(共同)

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2010年3月8日のニュース