背番号「100」の星野 昇格猛烈アピール

[ 2010年3月6日 16:13 ]

ソフトバンク戦の2番手で登板、好投した巨人・星野

 【ソフトバンク3―1巨人】背番号100がマウンドで躍動した。昨秋の育成ドラフトで巨人に入団した左腕、星野(BCリーグ信濃)がオープン戦初登板で1回を三者凡退と文句なしの投球。「腕を振ることだけ考えた。抑えられて良かった」と笑みがこぼれた。

 六回から登板。普段から上がり性で「緊張した。足が震えていないか心配だった」というが、言葉と裏腹に相手をねじ伏せた。先頭の川崎には追い込んでから、外を狙ったスライダーが内に行ったが空振り三振。「腕が振れたからごまかせているのかな。川崎さんは日本を代表する打者。三振は収穫の一つ」と喜んだ。続く明石は得意のカットボールで中飛に。イ・ボムホも三ゴロに仕留めた。
 投球フォームも育成選手スタートという点も、山口と重なる25歳。目標の支配下選手登録へ「常に結果を出さないといけない立場。これからも緊張しないことはないと思う」と重圧と戦う覚悟を決めている。原監督は「この場面で堂々と自分を出せるんだから大したもの」と賛辞を惜しまなかった。

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2010年3月6日のニュース