仁志 米国でメジャースカウトに練習を公開へ

[ 2010年2月5日 06:00 ]

二塁の位置で一緒にノックを受ける岩村(左)と仁志

 昨季限りで横浜を退団し、大リーグ移籍を目指す仁志敏久内野手(38)が4日、今月末にも米国内でメジャーのスカウトを前に練習を公開する考えを明かした。

 神宮球場でパイレーツ・岩村と合同自主トレを行い、今後もオファーがない場合について「何もなければ(公開練習のために)行くつもりです。月末とか来月初めまでに話がなければ」と渡米して自ら売り込む決意を示した。

 昨年5月には高津(現台湾・興農)がロサンゼルスで数球団のスカウトを前に投球を披露。ジャイアンツとのマイナー契約にこぎつけた。とはいえ高津と違い、メジャーの実績がない仁志には厳しい道のり。岩村から米国生活などについてアドバイスをもらったベテランは「いろいろ参考にさせてもらっている」と感謝し、わずかな可能性に懸けて挑戦を続ける。

 ≪岩村が仁志にエール≫パイレーツの岩村が、仁志にエールを送った。ヤクルト時代の03年に岩村の二塁転向案が浮上した際、グラブをもらって以来の親交。「先輩ですけど同志として応援したい」と自主トレに誘った。ノックでは、併殺時のトスやベースカバーの方法について意見交換し「僕にとって凄く大きな財産。盗めるものはどんどん盗んでいきたい」と意欲的だった。

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2010年2月5日のニュース