アライバ 守備交代で新鮮なキャンプ

[ 2010年2月5日 18:20 ]

 今季から二塁と遊撃の守備位置が入れ替わる中日の荒木と井端が順調に調整を進めている。5日は雨の影響で内野陣は室内で全体練習を行った。井端が二塁、荒木が遊撃の新しいポジションで併殺などの連係プレーを確認した。

 荒木は辻総合コーチに指導を受けながら連日、個人ノックで一塁までの距離感や足の運びなどを体に覚え込ませている。「(遊撃を)できなければ野球をやめないといけないという気持ち。あとは実戦で違和感があるかどうか」と若手のような姿勢で取り組んでいる。

 二塁に回る井端もキャンプ3日目に約1時間、個人ノックで送球練習を入念に行った。34歳のベテランも「二塁が駄目だったら守るところがない。定位置を取るつもりでやる」と自覚十分だ。

 2人のコンバートは、落合監督の「もう一段階上の野球を」との考えから昨年のキャンプでも試されたが、井端が目の異常で離脱するなどして実現しなかった。指揮官は「(新二遊間が)完成しなければ元に戻す考えはない。できなければ別の選手を使う覚悟でやる」と話した。ともに昨季まで6年連続でゴールデングラブ賞を受賞している名手は、新鮮な気持ちでキャンプを過ごしている。

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2010年2月5日のニュース