ソフトバンク 開幕3タテのローテ決まった

[ 2010年2月5日 10:31 ]

ブルペンでチェンジアップを投げるホールトン

 昨年のリーグ王者・日本ハムとの開幕3連戦の先発ローテーションが決まった。開幕投手が内定済みのエース杉内が先陣を切り、2戦目に大隣が続き、3戦目を“ハムキラー”のホールトンで締める。99年以来、11年ぶりの敵地開幕カードで3連勝を狙う。

 3戦目にホールトンを投入するのが、ポイントだ。昨季、日本ハム戦で6試合4勝0敗、防御率1・98とチームトップの成績を残した。開幕3連戦(3月20~22日)の後には、26日からヤフードームでのオリックス3連戦が控えている。昨季のリーグ覇者を叩いて本拠地に戻ればチームの士気は高まる。3戦目の必勝を誓い、好相性の助っ人右腕を配置した。
 そのホールトンは4日、今キャンプ初のブルペン投球を行った。40球の投げ込みでは、途中から捕手を座らせた。今キャンプ“初投げ”だったが、直球に加え、チェンジアップと宝刀のカーブも披露。登板後には「感じは良かったよ」と自ら合格点をつけた。次回は7日にもブルペン入りする予定だ。
 本格始動した助っ人右腕に対し、王会長は「杉内、和田と3本の柱になってくれる」と太鼓判を押した。投球を見守った高山投手コーチも「彼の場合は去年(11勝)の経験もある。調整は任せている。3本柱?去年1年間ローテを守ったし、こちらも信頼している」と目を細めた。
 首脳陣はすでにホールトン、大隣の両投手にローテーションを通達した。2戦目を託された大隣も今キャンプは精力的で、この日はブルペンで68球。「僕は言われた日に投げるだけ」と先発ローテについて明言は避けたが、その目はやる気で満ちていた。“ハム食いトリオ”で開幕ダッシュを決め、7年ぶりのV奪回に勢いをつける。

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2010年2月5日のニュース