ブランコ先制弾!追加点奪い取った激走も

[ 2009年7月18日 22:34 ]

2回、先制のソロを放ちナインに迎えられる中日・ブランコ

 【中日7-0横浜】泥だらけのユニホーム姿が勇ましい。二回に先制ソロを放った中日のブランコが七回、今度は「足」で遠かった追加点への扉をこじ開けた。

 先頭で四球を選んで出塁し、次打者の和田の6球目はランエンドヒットのサイン。好スタートから打球が左前へ転がるのを見て二塁もけり、豪快なヘッドスライディングで土煙を上げながら三塁に到達した。続く藤井の打球は平凡な内野ゴロとなったが、ここでも猛然と本塁へ走り込んだ。
 遊撃手から捕手への送球で、タイミングは完全にアウト。しかし188センチ、102キロの巨体を思い切りぶつけると、ブロックした新沼は簡単に跳ね飛ばされ、ミットから白球がこぼれ落ちた。
 笘篠三塁コーチは「ベースが隠れていたので、あの体当たりしかない。久しぶりに捕手をつぶすプレーを見た。あれで一気に楽になった」と興奮気味に称賛。この激走でムードが一変し、最後は7点の大差がついた。
 「勝つために、やれることはやる」と胸を張ったブランコ。単純だが簡単には貫けないこの姿勢が、中日の強さの源だ。

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2009年7月18日のニュース