ラミ相手突き放す2発!巨人が大勝

[ 2009年7月18日 21:15 ]

5回巨人1死一塁、ラミレスが中越えに2ランを放つ

 【巨人11-4阪神】2本の2ランとも、目の覚めるような当たりだった。いずれも迫ってくる相手を突き放す、価値ある本塁打。「気分がいいね。家族が見に来ているときに打てて良かったよ」。巨人のラミレスの声が弾んだ。

 まずは3―4に詰め寄られた直後の五回、外角寄りのスライダーをバックスクリーン右に飛ばした。11日に7回無失点の好投を許した安藤を、この回限りで引きずり降ろす一発になった。再び1点を返され、4―6で迎えた七回、今度は外寄りの直球を、前の打席とほぼ同じ場所にたたき込んだ。相手の戦意を喪失させるような一撃だった。

 試合前、ティー打撃を入念に行った。きちんと球を見て、引きつけないと打てない、ワンバウンドの球を投げてもらっていた。球を追い掛け、上体が前に突っ込む悪癖を修正するためだ。「試合前の準備が、しっかりできていたね」。今季初の1試合2本塁打をマークする下地はあった。

 「これまで本塁打は少し少ない。きょうを境に本塁打の率を上げていってほしい」と原監督。この言葉を伝え聞いた主砲は「シーズンが終わったら、リーグの上位にいる」と頼もしく言い切った。

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2009年7月18日のニュース