上原“世界一スパイク”で出陣

[ 2009年2月14日 06:00 ]

駆けつけたファンにサインをする上原浩治

 オリオールズ・上原が「世界一スパイク」でメジャーの舞台に挑む。12日(日本時間13日)、キャンプ地のフロリダ州フォートローダーデールで練習を行った右腕は、06年WBCで使用したものと同型スパイクを使用することを明かした。

 「今のところは1種類だけです。WBCの時も今のスパイクも一緒。問題があれば少しずつ変えていく」。金属の8本歯は昨季まで巨人で使用したものと同じだが、樹脂製の補助歯4本なのに対して米国仕様は7本。硬い粘土質のマウンドに歯が食い込み過ぎず、しっかり“つかむ”感覚で安定する。日本が優勝した前回のWBC第2ラウンド米国戦、準決勝の韓国戦と米国で2試合計12回を1失点とその効果は実証済みだ。

 初日同様、この日も変化球を交えてキャッチボールで約150球。「傾斜のある場所で投げたい」とブルペンに向かったが、シートが掛かったままで断念。「自分で家にマウンドを造ろうかな」と冗談めかした。13日にはトレンブリー監督と初対面する予定。国際大会25戦無敗男の真価を、首脳陣の前で披露する。

続きを表示

2009年2月14日のニュース