城島 古巣で“世界一”に向け調整

[ 2009年2月14日 18:57 ]

 言葉の端々から“世界一”への強い思いが伝わってきた。WBC日本代表候補の城島(マリナーズ)が14日、2日後に始まる代表合宿に備え、古巣ソフトバンクの春季キャンプに参加した。

 同じく候補の和田、杉内、馬原のボールをブルペンで受け、室内での打撃練習では快音を響かせた。城島は「合宿からではもう時間がない。早く打ちたかったし、彼らの球を受けられたことも良かった」とホッとした表情を見せた。

 大リーグで日米の公式球に対する感触の違いに直面した経験を踏まえ、3投手に滑りやすいとされるWBC公式球の投げ方を助言した。馬原は「滑るからといって力を入れるとさらに滑るから力を抜いて投げるように言われた」とアドバイスに感謝した。

 城島が合宿地の宮崎に入ったのは13日夜。直前にはマリナーズのワカマツ新監督と面談するため、強行日程で米アリゾナ州ピオリアを訪れた。現地では時差ぼけ防止に努め、日本時間を意識した睡眠を心掛けるなど体調管理に細心の注意を払っていたという。城島は「WBCのため、日本の時間に合わせた」と事もなげに語った。日の丸を背負った戦いへ向け、準備に余念がなかった。

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2009年2月14日のニュース