頭脳派サブマリン塚本 支配下選手へ“A判定”

[ 2009年2月14日 06:00 ]

紅白戦に登板するヤクルト・塚本浩二

 ヤクルトの育成ドラフト2位・塚本が紅白戦に先発した。実戦初マウンドで右下手投げから最速122キロの直球にシンカー、スライダー、88キロのカーブを正確なコントロールで投げ分けた。左打者5人を打ち取るなど2回を1安打無失点3奪三振の好投。高田監督は「今の時点では可能性大。また使ってみたい気が起こる投手」と支配下選手への昇格を前向きに検討。春一番の強風が吹く中、神戸大卒の頭脳派右腕が第一関門で“A判定”を得た。

 本人は「内容はまだまだ。まずは右打者を抑えなければ」と反省を口にしたが、周囲からは感嘆の声だ。初回の先頭打者・鬼崎はシンカーで見逃し三振を喫し「ボールが打者の手元で変化する。左肩を入れて投げてくるので、出どころが見づらい」と証言した。

 次は19日の韓国・三星との練習試合(浦添)で先発。「今回は2軍の試合は出られる(力がある)のは分かった。ただ、金本(阪神)、小笠原(巨人)と対戦した時はどうなのかな」と高田監督。“受験生”塚本は人事を尽くして「サクラサク」を待つ。

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2009年2月14日のニュース