由伸、主力組に合流「後は実戦でどれだけできるか」

[ 2009年2月14日 07:15 ]

 巨人・高橋由伸外野手(33)が13日、宮崎キャンプで主力組のA班に合流し、今キャンプ初のフリー打撃を行うなどフルメニューを消化した。痛めている腰の状態みに大きな変化はないが、最善の準備で4月3日の開幕・広島戦(東京ドーム)に向かう。

 キャンプインから約2週間。室内練習場やウエート場などで孤独な練習を行ってきた。この日の練習前に、ナインと顔合わせをしラミレスとはハグ。円陣では拍手で迎えられた。フリー打撃では44スイングし安打性の当たりを16本放った。「感触はあまり良くない。時間と回数をこなせばいいと思う。開幕どうこうより1日も早くと思っている」と振り返った。
 日本ハムから移籍した工藤、成長著しい亀井に加えてベテランの谷も順調にキャンプを過ごしている。外野の定位置を確約されている立場ではないため、ようやく競争のスタートラインに立ったに過ぎない。だが、予想よりも早く全体練習に合流したことは大きな収穫。「別で練習している時もなるべく同じメニューを、と思っていた。後は実戦でどれだけできるか」と前を向いた。
 練習を見守った原監督は「このままシーズン終了までいてほしい」と安心した様子だった。「焦らず自分のペースでやっていきたい」と高橋由。12年目のシーズンへ、大きな一歩を踏み出した。

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2009年2月14日のニュース