ロッテ期待の左腕にボビー“ここに投げろ”

[ 2009年2月14日 07:11 ]

 沖縄・石垣島キャンプ中のロッテ・松本幸大投手(28)が13日、43球を投げたブルペンでバレンタイン監督の熱血指導を受けた。身ぶり手ぶりを交えながら新球カットボールの握り方などを伝授した指揮官は、そのまま右打席へ。手に持ったペットボトルをベルト付近に突き出し“ここに投げろ”と要求。最初は緊張からか外角にすっぽ抜けていたが、徐々に制球が定まると「ナイスボール!」の声がこだました。

 「右打者の内角へカットボールを試さないともったいないですから。感覚が分かって、いい曲がり方をしていた。それを使ってアピールしていかないといけない」。新球への手応えを口にした3年目左腕は昨季、6月17日の横浜戦に中継ぎでプロ初登板すると18試合に救援。7月5日のソフトバンク戦でプロ初勝利を挙げるなど頭角を現した。横手から変則的なフォームで打者を幻惑。ただ、左打者へのワンポイント救援も多く、右打者対策が課題となっていた。
 貴重な中継ぎ左腕として大きな期待をかける指揮官は、アドバイスの内容について明言を避けたが「ベースの両サイドをうまく使えれば、もっといい投球ができる」と指摘。ほぼ連日、投げ込みを行う松本も「疲れも出てきているけど、中継ぎは調子の波ができないよう、毎日しっかりやらないといけない」とさらなる飛躍を誓っていた。

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2009年2月14日のニュース