大田 2三振に失策も…ほろ苦“初戦”

[ 2009年2月14日 19:27 ]

紅白戦の第3打席、見逃しの3球三振に倒れた巨人の大田

 普段は18歳らしからぬ冷静さの背番号55も、さすがに緊張していた。「何か違う、というのはあった」。巨人の大物新人、大田(神奈川・東海大相模高)は、初の紅白戦で3打数無安打2三振。守備では1失策とほろ苦い“プロ初戦”になった。

 第1打席は二回先頭で、内海の内寄りの直球を引っ掛けて三ゴロに倒れた。四回の2打席目は変化球で空振り三振。五回無死一、二塁の第3打席は下手投げの会田に翻弄され、すべて見逃して3球三振に仕留められた。投げられた10球のうち、バットを振ったのはわずか3球。大田は「打席でバットを振れず、課題が見つからなかったのが残念」と話した。

 ただ、失敗から上達するための材料をすぐ見つけるのは、非凡さの表れだろう。「次打者席で素振りするとか、ベンチでタイミングを取るとか、先頭打者のときは早く準備するとか…」と、打席前の準備を課題に挙げた大田。その目は早くも次の実戦に向けられていた。

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2009年2月14日のニュース