岩村赤バット封印 工場訪問で今度は白

[ 2008年11月15日 06:00 ]

富山県のバット工場を訪れたレイズ・岩村明憲とロッテ・福浦和也

 レイズの岩村が、自身の代名詞でもある“赤バット”卒業を宣言した。14日、富山県にあるバット工場を訪問し、来季は長さ33・5インチ、重さ900~910グラムの形状は変えないものの、色は白1本でいくと関係者に説明。今年8月にタイガースのリーランド監督から色に文句をつけられて以降、自粛してきた赤バット断念を決意し「もう色は戻すことはない。これでもう誰にも文句は言わせない」と話した。

 メジャー移籍1年目の07年もトーリ監督(当時ヤンキース)から形状のクレームをつけられた岩村。それだけ相手チームから警戒されている証拠だが「バットは1番の相棒で昔で言えば刀」と言うだけに、来季は完全に雑音を封じる構えだ。
 今後は当面休養に充てる予定。WBC出場には明言を避けたが「僕らは初代王者。予選から相手の意識は(前回とは)違ってくる」と代表への思いも口にしていた。

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2008年11月15日のニュース