ICU 創部31年目で夏初勝利

[ 2008年7月7日 06:00 ]

 【国際基督教大高18―11都八王子桑志】長い長いトンネルをようやく抜け出した。国際基督教大高は78年の創部以来、夏の大会は実に30連敗中だったが8回コールドで初勝利。都八王子桑志相手に7点リードの4回に9失点して逆転されながら、打線が奮起して再逆転。終わってみれば18安打に13盗塁で18点を挙げての“夏1勝”にナインは大喜びだ。高柳監督は「やっと勝てました。必死だもん。死ぬほど怒って、怒鳴り散らして守ってもらった」。自身も同校野球部出身で、監督就任22年目。現役時代からの悲願を達成して満面の笑みを浮かべた。

 部員の大半が帰国子女で、登録メンバー20人中6人が海外生まれの異色のチーム。練習は自由な雰囲気で行っているが、大会前は素振りを週に1000回など努力が結果となって表れた。「1勝は狙えるチームだと思っていた」と指揮官は教え子とともに余韻に浸っていた。

続きを表示

2008年7月7日のニュース