福留 吉報に笑顔「光栄」「特別な場所」

[ 2008年7月7日 09:09 ]

米大リーグのオールスター戦にファン投票で選出され、記者の質問に答える福留

 米大リーグ、カブスの福留孝介外野手(31)が6日、ファン投票でオールスターに選出された。メジャー移籍1年目から、大リーガーなら誰もがあこがれる夢舞台への切符を手にした。イチロー外野手(マリナーズ)、松井秀喜外野手(ヤンキース)以来3人目となる日本の野手として、歴史に名を刻むことになった。

 吉報が届いたのは6日の朝、遠征先のセントルイスで。「すべてが初めて。その場になってみないと分からない」と、実感はまだわかない様子だったが、中間発表時から上位に名前を連ね「見たいと思われる選手でありたい」と言い続けた末の選出に、喜びは隠さない。「選手としては、非常に意味がある」と笑顔を見せた。
 6度選ばれた日本の球宴では「あまりいい思い出がない」と話すが、今回は「特別なことだろうし、自分の肌で感じて楽しみたい。行けないと思っていたヤンキースタジアムに行けるのも楽しみ」。さまざまな思いに胸を躍らせ、スターたちの球宴を満喫するつもりだ。

 【一問一答】
 ―選出が決まった。
 「素直にうれしい。まさかこっちにきたときに選ばれるとは思っていなかった。自分の中では光栄というか、大きい」
 ―オールスター戦の印象は。
 「特別な場所だろうし、日本とは違った雰囲気でやるだろうし。それを肌で感じて楽しみたい」
 ―シーズン初めに選ばれると思ったか。
 「予想もしてなかった」
 ―日本も含めたオールスター戦の思い出は。
 「ない。あまりオールスターは(成績が)よくないんだよね」
 ―痛めている左ふくらはぎを治す時間が少なくなるが。
 「そこはあまり気にせずに。出られない選手もいるわけだから、休みを返上してでも出る方がいい」
 ―今季で最後のヤンキースタジアムでプレーする。
 「ヤンキースタジアムに行けるとは思っていなかったので楽しみ」(共同)

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2008年7月7日のニュース