攻守に福留!“シカゴダービー”制した

[ 2008年6月22日 06:00 ]

 【カブス4―3ホワイトソックス】カブスの福留が攻守で奮闘し、サヨナラ勝利に貢献した。ホワイトソックスとのシカゴ対決の初戦は3試合連続の1番で出場。初回に内野安打で出塁し、先制のホームを踏むと6回にも左前打を放った。9回、ラミレスのサヨナラ弾による連敗ストップに「嫌な負け方を3つして帰ってきたんで、きょうの勝ちは凄く大きい」と喜んだ。

 初回に得点を奪うのは今季の必勝パターン。1番のソリアーノが戦線離脱した12日から7試合は初回に得点を挙げることができなかったが、福留のチャンスメークでようやく本来の形を取り戻した。
 リグレー・フィールドでは初めてとなる中堅守備も無難にこなした。5回にはフェンス直撃の打球を「(捕れるか)自分の中では微妙だったけど、三塁打にするわけにはいかない」と冷静な判断でクッションボールを処理し、二塁打にとどめた。
 2カ月ぶりに観戦した中日時代の恩師・佐々木恭介氏(本紙評論家)も「安心した」と笑顔。本拠地連勝を12に伸ばしたカ軍を、福留が攻守で支える。(小林由加通信員)

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2008年6月22日のニュース