王監督やったね!ソフトバンク交流戦初V

[ 2008年6月22日 18:32 ]

9回ソフトバンク無死一塁、山崎(右)の投前バントで、クルーンからの送球を一塁カバーに入った二塁手寺内がお手玉し、ピンチを広げる

パ・リーグが4連覇!プロ野球交流戦

 【ソ3―2巨】プロ野球交流戦は22日、ソフトバンクが巨人を下し、日本ハムが阪神に敗れたため、ソフトバンクの初優勝が決まった。ソフトバンクは2―2の9回に内野安打、失策などで1死二、三塁とし、本多の二ゴロが野選を誘い、勝ち越しに成功。その裏を柳瀬―ニコースキーとつないで逃げ切った。巨人はクルーンが乱調で、連勝が4で止まった。

 ≪しみじみ「何とかものにできました」≫ゆっくりと、お立ち台まで歩いていった。優勝インタビューで、ソフトバンクの王監督は両手を挙げてファンの声援に応えた。前夜に続く1点差ゲーム。この日はやっと巨人を振り切った。「苦しい戦いでしたが、何とかものにできました」。指揮官はしみじみと言葉を並べた。
 同点で迎えた9回だった。1死二、三塁で、本多の当たりは二塁手の正面を突いた。三塁走者の辻は「一度はストップしたけど、セカンドが“エラー”したのを見ていけると思った」。巨人の寺内が打球の処理に手間取るすきに、素早い判断で突っ込み、決勝点をもぎ取った。
 ダイエー時代の2003年に日本一になった。だが、その後は優勝がない。王監督は交流戦の初優勝を「タイトルというとらえ方はしていない」と前置きした上で「ああいう緊張した中でやるんだ、というのを(選手が)分かったのは大きい」と話した。
 巨人との接戦を制しての優勝。リーグ戦再開に向け、手応えを深める勝利となった。

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2008年6月22日のニュース