松坂 MRI検査は異常なし

[ 2008年5月31日 09:11 ]

 タフで知られるレッドソックスの松坂が故障者リスト(DL)入りした。ボストンの病院で検査後、エプスタイン・ゼネラルマネジャーのオフィスに行き、ボルティモアにいる首脳陣と電話で話し合った結果だ。

 磁気共鳴画像装置(MRI)で異常がなかったこともあり、松坂はDL入りを嫌がったという。この反応を、フランコナ監督は「それだけ症状は軽いということだし、いいこと」と歓迎した。
 松坂は今季、好成績を残しており、戦列離脱は避けたかったに違いない。以前からメジャーでは常識となる100球程度の交代を物足りなく感じるほど肩のスタミナはあった。今季も最多で1試合118球。余力はあったはずだ。
 ただ、投手陣に無理をさせない球団の方針は徹底している。つめの異常を訴えたバックホルツはすぐDLへ。その穴は新加入のコローンが2戦2勝と好投して埋めた。今季2度先発している右横手投げのマスターソンも十分に使える。
 「松坂が完全な状態で投げられるまで待つ」とフランコナ監督。長いシーズン、そして来季以降も見据えた、選手層の厚い「王者」の配慮が感じられる。(共同)

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2008年5月31日のニュース