阪神負けても収穫!岩田が完投

[ 2008年5月31日 21:52 ]

 【神1-2日】阪神の岩田はいつも以上にテンポが良かった。得意のスライダーで、自己最多の7三振を奪った。与四球もなし。8回2失点の好内容だったが、1人で投げ抜いた106球は報われなかった。

 開始からスウィーニーとの見応えのある投手戦が続く。均衡を破ったのは阪神。7回1死から新井が左中間へ通算200号となるソロを放った。だが、その裏に3連打と失策で2点を失った。

 その7回は1死後、稲葉と高橋の連打で二、三塁とされ、スレッジには「投げないといけない所に、投げられなかった」と悔やむ左安打で同点。さらに小谷野のゴロをバルディリスがトンネル。味方の拙守に足を引っ張られた。岩田は前日「走者をためるとつながる。無駄な走者を出さない」と攻略法を話していた。その不安が的中してしまった。

 岩田自身は悔しい1敗だが、先発としては堂々の出来。「きょうは特に良かった。何も言うことはない」と岡田監督。その言葉を裏付けるように、防御率1・61で両リーグトップに躍り出た。

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2008年5月31日のニュース