福留 会心二塁打!4連勝で今季最多貯金

[ 2008年5月31日 06:00 ]

<カブス・ロッキーズ>ロッキーズを下しレフトのソリアーノ(左)とセンターのジョンソン(中)と喜ぶ福留

 【カブス8-4ロッキーズ】カブスの福留がロッキーズ戦で右中間フェンス直撃の二塁打を放ち、8―4の勝利に貢献した。4連勝で貯金は今季最多の12、勝率・611は敗れたレイズを抜き両リーグトップに立った。

 先頭の4回、カウント2―2から甘いチェンジアップを叩いた。あとひと伸びでスタンドインのフェンス直撃打で一気に二塁へ。後続の安打で生還し、リードを2点に広げた。「追い込まれている時の打ち方だった。もともと力がない。それ(本塁打)を狙っているわけじゃないから」と控えめながらも、鋭い打球を120メートル近く飛ばしたとあって、表情は明るかった。7回に1度は逆転されたが、その裏にソトの犠飛で逆転。8回はソリアーノが2点適時打でダメを押した。勢いづくカ軍打線の中心に、福留の存在がある。

 「彼の打撃はもちろん、守備はリーグでも屈指のレベルだ。右翼から動かしたくはない」とピネラ監督は中堅や左翼へのコンバート説が浮上している福留の右翼固定を明言した。強肩を生かすと同時に、慣れ親しんだ環境で打撃に集中させる。ファン投票で2位に入り、手の届くところにある球宴出場も目指し、福留のバットがさらに勢いを増した。

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2008年5月31日のニュース