松井秀3安打2打点で首位打者キープ

[ 2008年5月31日 09:55 ]

ツインズ戦の1回、左前に先制打を放つヤンキースの松井秀

 米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜外野手は30日、ミネアポリスで行われたツインズ戦に「4番・左翼」で先発出場。試合開始前まで打率・330でア・リーグ首位打者の松井秀は、1回2死二塁の好機で左前に先制の適時打を放った。3回の第2打席はニゴロ併殺打。5回の第3打席では右前打、マルチ安打を記録。7回にも遊撃へ適時内野安打を放って3安打2打点。9回の第4打席は敬遠四球だった。打率は・339に上がって首位打者をキープ。

 試合はヤンキースが6-5で逆転勝ちした。

 ≪運も後押し3安打≫ア・リーグ首位の打率3割3分で30日のツインズ戦を迎えた。その松井秀を、運も後押しする。3安打2打点。試合を終え、打率は3割3分9厘に上がった。
 1回2死二塁、追い込まれ、外角カーブに何とかバットを当てた。「打撃としては良くない。もしかして落ちるかなという感じはした」。打球は遊撃手の頭を越えて先制適時打となった。
 今の松井秀はこれで終わらない。無死二塁の5回、進塁打を意識して引っ張ると打球は一、二塁間を抜けた。7回は無死一、三塁でセンター返し。遊撃手が飛び付いたが、適時打となり「前進守備だからヒットになった」と振り返った。
 ここ8試合で6度目の複数安打となる。「ラッキーでした」と話す本人に対し、ジラルディ監督は「悪い時期がない。やるべきことが分かっている」。強い当たりがアウトになることも何度もあった。変わらぬ姿勢で試合に臨み続ける背番号55に、幸運を実感させるこんな一日があってもいい。

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2008年5月31日のニュース