坂本また打った!木佐貫3勝!クルーン6S

[ 2008年4月25日 21:34 ]

5回1失点で3勝目をマークした巨人・木佐貫

 【巨3―1神】巨人が競り勝って今季初の4連勝。同点の6回に阿部、ゴンザレスの連打を足掛かりに野選と坂本の適時打で2点を勝ち越した。5回1失点の木佐貫が3勝目。クルーンが6セーブ目。阪神は打線が拙攻の連続で、守備も乱れた。

 ≪成功!木佐貫に代え代打・谷≫1―1の6回に、巨人ベンチが動いた。
 阿部、ゴンザレスの連打と送りバントで1死二、三塁とすると、先発の木佐貫に代え代打に谷を送り出した。谷が思い切り引っ張った打球が、三塁手の坂の野選を誘い勝ち越しに成功。さらに坂本も適時打で続き、積極策が成功した。
 2点をリードし、その裏の6回からは藤田、門倉、山口が1回ずつを無失点でしのぎ、9回はクルーンが3者三振で締めた。連勝を今季初の4に伸ばした原監督は「チーム全体に躍動感が出てきた」と手応えを口にした。
 1失点で好投していた木佐貫を、5回で代えることに迷いはなかったという。「ああいうケースで何度か逃してきたので、勝負どころと決断した」と指揮官。ベンチの采配に的確に応えられるようになってきたのは、チーム状態が上向いてきた証拠だろう。中継ぎ陣に安定感が出てきたのも大きい。
 スタートダッシュには失敗したが、これで借金も1まで減った。原監督は「次が大事なゲームだと思う」と表情を引き締めた。

 ≪3点に抑えた…安藤をかばう岡田監督≫安藤は7回3失点で2敗目を喫し「全部があんまりでした」と話した。苦しみながらも5回まで1失点でしのいだものの、6回に野選と坂本の適時打で2点を失い「あの2点を1点で抑えないといけなかった」と悔やんだ。
 126球を投げたが、打線の援護にも恵まれなかった。岡田監督は「ボールは良くなかったけど、よく7回まで3点に抑えた」と右腕をかばった。

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2008年4月25日のニュース