リグス&宮本でヤクルト8回逆転!

[ 2008年4月25日 21:48 ]

 【ヤ2―1中】ヤクルトが逆転勝ち。1点を追う8回1死一塁からリグスの右中間二塁打で同点。続く宮本の右前打で勝ち越した。松岡が今季初勝利、林昌勇は5セーブ目。中日は5回以降追加点が奪えず、力投の朝倉を援護できなかった。

 ≪宮本してやったり≫それまでのうっぷんを晴らすかのような、鮮やかな逆転劇だった。8回1死一塁から、不振だったリグスが右中間へ同点の適時二塁打。さらに1死三塁で、打者は宮本。朝倉のシュートを右前へ運び、勝ち越し点をもぎ取った。
 宮本は「数少ないチャンスをものにしないといけないので、興奮もしたけど集中して打席に入った」。前の打席の6回2死一、三塁の好機では二ゴロに倒れていただけに「打てる球に狙いを絞った」と、してやったりの一打。得点圏打率5割はリーグトップタイ。打率も3割6分8厘で、二遊間を組む後輩の田中に次ぐ2位に浮上した。
 中日との3連戦の後にも、阪神、巨人と力のあるチームとの対戦が続く。「先は長い。この9試合で何とか食らい付いて、良い試合をしていかないと。うちは自力のあるチームじゃないのだから」。3位で踏ん張っているものの、貯金はわずか1。昨年、北京五輪アジア予選で日本代表の主将を務めた男は、決して浮かれることはない。

 ≪前夜の死闘引きずり惜敗≫中日は昨季2勝負けなしと得意にしたヤクルト先発の館山の前に、李炳圭の本塁打による1点どまり。最後は林昌勇にクリーンアップが3連続三振を奪われて試合終了となった。
 前日はナゴヤドームで阪神と5時間1分を戦って引き分け、疲れた体を引きずってこの日東京へ移動。4打数無安打のウッズは「それもあると思う」と前夜の熱戦の影響を否定しなかった。

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2008年4月25日のニュース