ハマの“新生マシンガン”ついに爆発

[ 2008年4月17日 06:00 ]

<ヤ・横>1回、村田は、先制の2ランを放ち一塁走者・仁志とナインに出迎えられる

 【横浜 16-4ヤクルト】沈黙の横浜“新生マシンガン”がついに爆発した。今季両リーグ最多の22安打で16得点の圧勝劇。大矢監督は「きょうは言うことない。みんな悔しい思いをしていたからね」と安どの表情を浮かべた。“タイムリー欠乏症”に苦しんだうっぷんを晴らしたのは5回だ。金城の三塁強襲安打からビグビーの四球を挟み、怒とうの6連打。さらに3本の適時打とこの回だけで計9安打を放ち、8本は単打でつないだ。

 この試合まで打率・207と苦しんでいた村田も快音を連発。初回に日大の同期・館山から先制の右越え4号2ランを放つと、5回は2本の中前打。7回は5号左越え2ランと4安打5打点の大暴れに「バットが体から離れていたので去年のビデオを見て修正した。チームを立て直したい」と前を向いた。
 15試合でわずか3勝と最下位に低迷。この日は石井が「明るくしなきゃ」と試合前のウオーミングアップで「ジャリズム」渡辺鐘のキャラクター“世界のナベアツ”の物マネで掛け声を行い、ナインを笑わせた。猛打爆発に指揮官は「これをきっかけに流れに乗ってほしい」。その思いはファンも同じ。「こういう試合を待っていたんだよ!」。スタンドから大きな声援が飛んだ。

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2008年4月17日のニュース