岩村　Ｒソックスから“同志”認定？

試合前にレッドソックスのラミレス（右端）とあいさつするレイズの岩村

　乱闘騒動から一夜明け、レイズの岩村がレッドソックス・ナインから喝采を浴びた。この日はフォートマイヤーズに遠征したが“宿敵に立ち向かった同志”として、報道陣の取材攻勢を受けるなど大人気。試合前に主砲オルティスに抱きつかれると、球場が沸いたのは４回２死だ。左翼線に安打を放った４番ラミレスが二塁に優しく滑り込むと、ベースカバーに入った岩村に足の裏を見せながら「スパイクしなかっただろ？」とおどけた。

　この日は３打数１安打で、５回１死では岡島の前に遊ゴロ。１回を３者凡退に抑えた左腕とのメジャー初対決には「久しぶりの感じ」と日本時代を懐かしんだ。１５日には遺恨の残るヤ軍との再戦が待ち受けているが「打撲で内出血はあるけど、問題ない」と持ち前の負けん気の強さをのぞかせていた。

　＜レッドソックス　松坂、岩村を気遣う＞レッドソックス・松坂はキャッチボールやけん制など、軽めの調整。同地区のレイズ戦とあってベンチから観戦した。初回無死満塁では、三塁走者だった岩村に頭を下げてあいさつ。今季三塁から二塁に転向した先輩について「ポジションが変わり（年齢は）野手では上の方。チームを引っ張っていったり、大変ですよね」と気遣っていた。